子供と一緒に楽しく学べる超穴場スポット!千葉市『千葉県立中央博物館』の見どころ5選

千葉市にある『千葉県立中央博物館』は千葉県の自然と人間をテーマにした博物館です。
大人から子供まで楽しみながら房総の自然や生き物、歴史について学ぶことができます。
屋内なので夏は涼しく、冬は暖かく子供と一緒に様々な展示を楽しむことができ、入場料もお手頃な価格で何度でも通いたくなる超穴場スポットです。

『千葉県立中央博物館』の情報
【営業時間】
午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
【休館日】
・毎週月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、次の平日が休館)
・年末年始(12月28日~1月4日)
※開館日カレンダーはこちら→ご利用案内|千葉県立中央博物館
【入場料】
・通常期間(一般:300円/高・大学生:150円/中学生以下:無料)
・企画展開催期間(一般:500円/高・大学生:250円/中学生以下:無料)
・特別展開催期間(一般:800円/高・大学生:400円/中学生以下:無料)
※20名以上は団体料金が適用されます。
【以下は入場料が無料です】
※65歳以上の方(年齢を示すものをご提示ください)
※障害者手帳もしくは手帳アプリをご掲示の方とその介護者1名。
※生態園への入場は無料です。
※県民の日(6月15日)と文化の日(11月3日)は、入場料が無料となります。
【ぐるっと見どころツアー】
体験交流員が常設展を案内してくれます。
■土・日・祝日:10:00~、13:30~(30~40分程度)
■平日:随時実施
【駐車場】
「青葉の森公園北口駐車場」(有料)が便利です。
※青葉の森公園の駐車場案内についてはこちら→駐車場のご案内│千葉県立青葉の森公園
【交通アクセス】
※千葉県立中央博物館の交通アクセスについてはこちら→交通アクセス|千葉県立中央博物館
※千葉県立中央博物館公式サイト→千葉県立中央博物館
一日じゃ見切れない!充実の展示内容
『千葉県立中央博物館』には以下のような内容の展示があります。
・房総の自然誌・・・「房総の地学」、「房総の生物」、「海洋」、「生物の分類」、「小動物」
・房総の歴史
・自然と人間のかかわり
・体験学習室(たいけんのもり)※現在閉鎖中
一日じゃ見切れないほどの充実した展示内容なのに、入場料も(大人300円、中高生150円、中学生以下無料)とお手頃で、混雑もないので何度でも通いたくなります。
この中から特に、子供も一緒に楽しめるお勧めの見どころを5つ紹介したいと思います!
おすすめ① 大迫力!クジラの骨格標本展示
展示室「生物の分類」には千葉県の海岸に打ち上げられたクジラの骨格標本などが展示されています。
大きな展示室が狭く感じられるほど、迫力のある大きさでクジラが天井を泳いでいてびっくり!
千葉県にクジラがやってきていたのを知ってさらに驚きました。
マッコウクジラ、ツチクジラ、スナメリなどの骨格標本が展示されています。
見応えのあるクジラの骨格標本は、子供にもわかりやすくクジラの大きさを体感することができて、くぎ付けになること間違いなし!
動物好きのお子さんと是非一緒に見学してみてください。
おすすめ② 千葉県から発掘!日本最大の頭骨を持つナウマンゾウの全身骨格標本
千葉県から発掘された日本最大の頭骨をもとに作られた、ナウマンゾウの全身骨格標本が展示されています。
ナウマンゾウはおよそ1万5千年前まで生息していたゾウです。
主に日本列島や中国、朝鮮半島に生息していました。
千葉県からナウマンゾウの頭骨が見つかっていたなんて、私は知りませんでした。
大昔にナウマンゾウが千葉の大地を闊歩していたのかと思うと、不思議な気持ちになります。
新しい知識に触れられ、発見があるのが博物館の良いところ!
お子さんの知的好奇心を伸ばすきっかけにしてみて下さい。
おすすめ③ 千葉に生息する様々な海や山の生物
その他にも千葉県に生息する、海や山の生物の標本がたくさん展示されています。
ニホンジカは千葉県では鴨川市にある清澄山一帯に生息しています。
角があるのはオスだけだそう。
ニホンザルもいるなんて驚きです。
ダイサギなどの鳥類。
タカアシガニ。
タヌキやアライグマなどの小動物もたくさんいるのですね。
千葉県の「県の鳥」、ホオジロを含めた鳥類。
様々な魚の標本も展示されています。
千葉県の豊かな自然を感じさせる展示内容となっており、千葉県内にこんなにたくさんの生き物が住んでいるのだと、大きな驚きがあります。
身近な生き物から、思いもよらなかった生き物まで、実に幅広く展示されていて、見ていて飽きません。
様々な角度から千葉県の自然や生き物に関する展示がされており、身近な自然や環境、生き物を大切にしようという気持ちが自然と沸いてきました。
お子さんと自然や環境問題について話をするきっかけにしてみても良いかもしれませんね。
おすすめ④ チバニアンとチバニアン期の化石
「チバニアン」に関する展示もありました。
「チバニアン」はカンブリア紀やジュラ紀などと同じ大昔の時代名称のことで、より細かい時代名で、「千葉時代」を意味するラテン語です。
千葉県市原市田淵にある養老川沿いにある地層が、一番新しい地磁気逆転の記録(時代を分ける境界として定義)がはっきり残っているとして、世界的に認められました。
これにより、今まで名前がなかった約77万4千年前から12万9千年前までの時代が「チバニアン期」と名付けられました。
日本の地名にちなんだ名前が地質年代につけられるのは初めてのことだそう!
千葉にちなんだ名前が世界的に使われていると思うと、千葉県民の私は誇らしく感じます。
そして、その「チバニアン期」と名付けられた時代の地層から、新たに発見された化石も展示されていました。
「チバニアン期」の地層から発見された海鳥の化石。
化石や千葉の地層に関する展示も豊富で、とても勉強になりました。
「チバニアンってなに?」
「地磁気の逆転ってなんだろう?」
千葉の地層や化石を通してお子さんとこんな話題で花を咲かせたら、地球に関する良い学びになりそうですね。
おすすめ⑤ 千葉の昆虫大集合!昆虫の標本
千葉県に生息する昆虫の標本も、びっくりするぐらい種類豊富にあります。
標本の並ぶ壁には虫メガネがあり、小さな昆虫の標本をじっくり観察できるようになっています。
虫好きのお子さんにお勧めのエリアです!
子供って虫が好きですよね。
大人だとちょっと目をそむけたくなる虫でも子ども達は喜んで観察したり、興味を引いたりすることがあります。
ハチやハチの巣も展示されており、普段ならじっくり観察できない生き物でも標本なら安心して見て学ぶことができます。
いかがでしたでしょうか?
千葉県の自然と生き物、歴史、自然と人間との関わりを、子供と一緒に学べる『千葉県立中央博物館』の見どころを5つ紹介させて貰いました。
知っているようで知らない、身近な千葉県のことを深く知ることができ、千葉の魅力を再発見できる場所として最適ですよね。
お子さんの夏休みの自由研究や、学校の調べものなどに利用しても良いかもしれません。
皆さんも是非、『千葉県立中央博物館』の常設展示を見て、お子さんと楽しく学びを広げてみて下さい。
※『千葉県立中央博物館』は常設展の他にも様々な企画展などを行っています。秋の展示に関してはコチラをご覧下さい→千葉市『千葉県立中央博物館』の展示で房総の海と人々のお祭り「おはまおり」の魅力を知ろう!
~おまけ~
音声ガイドが利用できるエリアがあるので、詳しくじっくり展示を楽しみたい人にもおすすめです!
店舗名 | 千葉県立中央博物館(ちばけんりつちゅうおうはくぶつかん) |
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住所 |
千葉県千葉市中央区青葉町955‐2 |
電話番号 | 043-265-3111 |