魚介系スープの最高峰「煮干し中華そば 塩」に衝撃を受けた『極煮干し本舗』

平成最後の正月が終わろうとしている2019年1月。無性にあっさりとしたラーメンが食べたくなり、気がついた頃にはこのお店の前に立っていました。
蘇我駅から徒歩およそ10分、蘇我ベイフロントにお店を構える『極煮干し本舗』。
その名の通り、煮干しスープのラーメンを提供しているお店です。

メニューはすべて煮干し系スープ
店内に入ると煮干し出汁の良い香りがしてきます。
さっそくメニューを見てみると、煮干しをベースに豚骨、塩、醤油と、さまざまなバリエーションのラーメンがラインアップされています。
今回は、あっさりとしたラーメンの気分だったので「煮干し中華そば 塩」をオーダー。
余談ですが、なんとなく煮干し系スープには「中華そば」という言葉がマッチする気がするのは私だけでしょうか。
2017年にオープンした新しいお店ということもあり、店内はきれいで洗練されたイメージ。壁面には煮干しへのこだわりが感じられる「究極の煮干しラーメン」の文字が。期待が高まります。
丁寧な仕事が感じられる繊細な味わいのスープ
5分ほどでやってきました。さっそくスープを一口飲んでみましょう。
ほんのわずかな量なのに、強烈に感じる煮干しの旨み。
私自身、和風の出汁というものは繊細で上品なものだと思っていたのですが、その常識が覆った瞬間でした。煮干しの風味が全面に押し出され、塩が圧倒的存在感を引き立てています。
煮干し特有の臭みは一切感じられません。丁寧に長時間にわたって出汁をとらなければこの味は出せないだろうというのが、素人の私であっても容易に分かります。それほど丁寧な仕事が感じられるスープです。
計算しつくされたトッピング
煮干しスープ以上に驚いたのが、トッピングのひとつであるチャーシューです。魚介系の純和風スープの煮干しにチャーシューは果たして合うのか、私自身も初めての体験だったので不安でしたが、これが相性抜群のコンビです。
濃厚な煮干しスープであるがゆえに、食べ進めていくなかで味が単調になりがちです。そこでチャーシューという肉系の味が加わることによって味に変化が出てきて、いくらでも食べ進めていくことができます。
煮干し中華そばという名前であるものの、決してあっさりしすぎずちょうど良い濃厚さが口の中に残る1杯でした。煮干し系スープのラーメンファンはもちろん、一味変わったラーメンを楽しみたい人にもおすすめです。
店舗名 | 極煮干し本舗 蘇我店(ごくにぼしほんぽ そがてん) |
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住所 |
千葉県千葉市中央区川崎町57-5 |
電話番号 | 043-308-5267 |