身近な文化財で七夕のイベント中!短冊に惹かれて入ってみることに

旧鴨田家住宅は1727年~1728年にかけて建築され、江戸時代に実籾村の名主を務めた鴇田家の住居として1991年まで使用されていたそう。

ほぼ建築当初の姿で移築復元さていて、中に入って見学することができます。

旧鴇田家住宅の入口の写真

実籾本郷公園で遊ぶことは何度もありましたが、いつもは通りすぎていたわが家。

 

この日は七夕のイベントがあり、「願い事書きたい!」と言う娘と一緒に入ってみることにしました。

七夕飾りイベントの案内写真

願い事を書いて大きな笹に飾る

早速入り口には立派な笹がありました。

 

願い事を書きたがっていたわりに、なかなか決まらない娘。土間を見学しながら、ゆっくり考えることに。

かなり広い土間にはカマドや昔の農業の道具が。

土間にあるかまどや農具の写真

「決めた!」といって娘の書いた願い事は

「たのしくくらせますように♡」 かなりざっくりした内容で目を疑いました(笑)。

 

「ケーキ屋さんになりたい」とか「おもちゃが欲しい」とかないのかな…?

欲がないのか、欲張りすぎるのか。

 

とにかく本人は大満足なのでよかったです◎

笹に短冊を飾る子供の写真

気分はサツキとメイ?!

無事短冊を飾り終えると、いよいよ靴を脱いで、中に入ります。

座敷にあるいろりの写真

座敷には囲炉裏が。「かか座は主婦の席」など座る位置が決まっていたよう。

 

さらに奥に進むとツギノマ、オクノマと続きどちらも縁側へと続いています。

私より先に進んでいた娘が、縁側を回って一周し追いついてきました。

 

すると「あれ~ママがいた!」と大笑い。

 

何度も回っては「あれ~?」トイレを開けては「あれ~?」と言っていて、ついトトロのサツキとメイの新居探検のシーンを思い出してしまいました。

座敷の写真

じめじめとした外と違い、中はかすかにひんやりとして気持ちがいい。

天井が高いからなのか、風が抜けるからか…昔の人の知恵を感じます。

 

娘のお気に入りの場所はこちら。

縁側の写真

流れる水が冷たく、音も心地いい。

 

縁側で2人、ゆったりしているとあっという間に閉館時間に。

公園で遊び疲れたら涼みながら見学したい場所

私たち以外にも何組もの親子が入館していました。

バリアフリーではない昔の住居は、段差が多く危険でもある反面、気を付けて歩くので小さな子どもも走ることなく見学できそうです。

公園に行った際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。